東京本部メールマガジン(事務所執筆分)

2018年度予算にみるシンガポールが目指す未来は

シンガポールの2018年度予算案が2月19日に発表されました。会計年度は日本と 同じ4月から翌年3月までの1年となっており、2018年度の歳入予算は約727億 シンガポールドル(約5兆8,000億円)、歳出予算は約800億シンガポールドル (約6兆4,000億円)でともに年々増加しています。 201 […]

シンガポールで感じる「季節」

今年の桜の開花は早かったようで、全国のお花見イベント主催者を慌てさせたとか。日本ではしっかり季節が移ろっているようですが、ここシンガポールで は屋外に出ると一年中夏です。「秋っていつ?」などと聞かれることもあり、 日本人には当たり前である四季も東南アジアでは新鮮なものなのだと感じます。 そのような常 […]

楽しい待ち時間を生み出すバス停!

バスは世界中で人々の大切な足となっていますが、ここシンガポールでも毎日数多くのバスが住民や観光客にとって不可欠な移動手段となっています。 「バス停」といえば、バス停の標識があって、ベンチがあって、屋根があって…とイメージする方がほとんどですが、今回はシンガポールのジュロン・イーストに設置されている革 […]

ブルネイにおける一村一品運動の海外展開

石油・天然ガスの産出国であるブルネイ(正式名称:ブルネイ・ダルサラーム国)ですが、その人口は42万人と少なく、一人当たりGDPはASEAN加盟国内でシンガポールに次ぐ第2位を誇っています。 とはいえ、エネルギー資源はいずれ枯渇が見込まれるので、政府は経済の多様化を目指した成長戦略に取り組んでいます。 […]

東南アジアにおけるLGBT問題と文化的多様性

LGBTの権利拡大は世界的な動きと言えるでしょうか?欧米や日本の状況を見て いるとそのように感じられるかもしれません。しかし、ここ東南アジアでは、 LGBTの問題は日本以上にセンシティブであると言えます。 先日、インドネシア空軍の担当者が「モラルに反する行為をしたすべての兵士は追放された」とツイート […]

スマホで予約して公共バスに乗る!?

近年話題のシェアリングエコノミー。その形態の一つとして、海外でUberやGrabなどが提供するオンライン配車サービスをご存知の方は多いと思います。主にスマートフォン向けの専用アプリを通じてタクシー等を手配できるサービスは、東南アジア諸国の生活において欠かせないインフラとなりつつあります。諸事情を抱え […]

自治体PRの新たな舞台!東南アジアの日本関連イベント

1.盛り上がる日本関連イベント 2017年の訪日外国人数は、統計開始以来過去最多となる2,870万人(前年比約11.9%増)となり、シンガポール事務所が所管するASEAN及びインドからの訪日客数も年々増加しています。そのような訪日ブームが続く中、各国では、日本に関連した様々なイベントが開催され、多く […]

『ムエタイ』に見る東南アジアのスポーツ文化の多様性

皆さんは、スポーツと聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか。『爽やか』や『青春』など、クリーンなイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、ここ東南アジアにおいては、スポーツに対し必ずしもそのようなクリーンなイメージを持っているわけではありません。 その一例として、タイの国技とし […]

シンガポールから各国へ輸出される”日本のシステム”

英国の民間シンクタンクによると、シンガポールは世界一犯罪率が低く、安全な国と言われています。実際に女性が夜に一人で歩いていても不安はなく、安心して住むことができます。その背景には、規則や罰則など政府が治安の維持 に力を入れていることももちろんですが、日本を手本にした「交番制度」が一役買っています。 […]

シンガポール日本人会の社会貢献

シンガポールの福祉政策は「自助・共助・間接的援助」の3原則に基づいて実施されており、住民に対する行政の直接的な支援は限定されています。 老後の生活や医療は国民の「自助」により行われることが目指され、中央積立基金(CPF)と呼ばれる強制貯蓄制度を軸として、国民の自助を可能にしています。また、何らかの理 […]

外国人を活用した情報発信

日本の人気俳優である「斎藤工」さんがシンガポール政府観光局公式の観光大 使を務められていることをご存知でしょうか。これはシンガポール人監督の映 画への出演がきっかけとなったもので、斎藤氏は昨年8月から1年間にわたり、 公式HPやFacebookなどでシンガポールの魅力を伝えてきました(※)。 これは […]

シンガポール人はカワウソに夢中?

シンガポールでは、都市開発の影響で1970年代に野生のカワウソは絶滅したと 考えられていました。しかし、その後の自然環境保全の取組により、マレーシ アから渡ってきたカワウソが住み着いたとみられ、現在では60匹以上のカワウソが観察されています。シンガポール人のカワウソ愛は大変なものです。公園を管轄する […]

優秀な人材を集めるシンガポールの留学生受入政策の推進と転換

最新のアジアの大学ランキング(THE世界大学ランキング2018)においては、1位にシンガポール国立大学(NUS)、4位に南洋理工大学(NTU)という結果 になりました。資源の少ないシンガポールでは人材を資源と考え、教育に力を入れており、高 度な教育機関を整えているシンガポールには世界中から優秀な人材 […]

乗り遅れに注意!魅力満載のチャンギ国際空港!!

国土が狭く、天然資源も持たないシンガポールが、世界的な国際都市として発 展してきた要因として、国家的に金融や物流などのハブ機能を強化してきたこ とがあげられます。 とりわけ、チャンギ国際空港は、開業以来右肩上がりの利用者数増となってお り、2016年の年間利用者数は過去最高の年間約5,870万人を記 […]

自動販売機で「高級車」が買える?

シンガポールの自動車事情 シンガポールは、日本と比べて著しく自動車が高いことはご存知でしょうか。 例えば、トヨタカローラの新車をシンガポールで購入すると1千万円程度かか ると言われています。その主な理由としては、シンガポールの狭い国土の中で、自動車の台数が増え すぎて交通渋滞を起こしてしまわないよう […]