今年で5回目となる日本食の総合見本市「Food Japan 2016」(旧名称「Oishii Japan」)が10月27日~29日の3日間、シンガポールで開催されました。39都道府県から304社・団体が出展し、過去最大規模となりました。
各ブースでは、肉・野菜・果物・米といった生鮮食品や、菓子・レトルト食品・調味料などの加工食品や日本産酒類に加え、調理器具・陶器など、日本の食にちなんだ様々なジャンルの商品がところ狭しと並び、PRされました。シンガポールでは、肥満や糖尿病が社会問題となっているため、「低シュガー」や「オーガニック」といった健康志向の食品が、来場者の興味をより一層惹いているように感じました。
また、会場内には、最新の包装技術や正しい和包丁の使い方、味噌を使った新しいメニューの紹介などを行う「J-STUDIO」や、おにぎりや寿司職人によるスイーツなどを気軽に楽しめる「J-FOOD COURT」が設置され、日本食ファン拡大を目指した様々な取り組みが行われました。
日本食に特化した見本市である「Food Japan」には、隣国のマレーシアをはじめ周辺国のバイヤーも訪れており、今後のASEAN諸国への展開を考える上でも極めて有意義な場であると認められますので、大いに活用されてはいかかでしょうか。
【開催概要】
開催期間 | 2016年10月27日(木)~29日(土) |
開催場所 | サンテック・シンガポール国際会議展示場 |
名称 | Food Japan 2016 (昨年度までの名称Oishii Japan) |
主催/後援 | Food Japan実行委員会 (OJ Events Pte Ltd)/
農林水産省、日本貿易振興機構、観光庁、日本政府観光局、日本アセアンセンター、自治体国際化協会、在シンガポール日本国大使館、シンガポール政府観光局 (STB)、日本食品機械工業会等 |
来場者数 | 11,525人(10月27、28日はビジネス関係者向け、29日は一般向け) |
開催回 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 |
開催年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 |
来場者数 | 5,096人 | 5,782人 | 10,110人 | 10,910人 | 11,525人 |
開催期間中来場者数の推移(出典:Food Japanホームページ)
※開催日程は毎年3日間(初めの2日間はビジネス関係者向け、最終日は一般向け)