インド・サンジバニ大学で「Ohayou Japan」開催!

 2025年9月9日から11日にかけて、マハーラーシュトラ州アーメドナガル県コパルガオンにあるサンジバニ大学で開催された「OHAYOU JAPAN」に参加しました。本イベントはJETAAインド支部が主催し、クレア・シンガポール事務所が共催するもので、日本文化を通じて日印両国の相互理解と交流を深めることを目的としています。毎年、日本語学習機会のあるインド国内の大学で開催されています。

 初日は、茶道や書道、折り紙などのワークショップを見学した後、開会式にゲストとして開会の挨拶を行い、続くパネルディスカッションでは、「JETプログラム」や「日本の公務員としての働き方」についてお話ししました。会場では活発な意見交換が行われ、現地の関心の高さが感じられました。

 2日目には、インドと日本を拠点に活動するコンサルティング会社の松野代表による基調講演が行われました。講演では、日本とインドの自治体間や大学間の連携事例、人材育成の取り組みが紹介され、参加者にとって大変刺激的な内容となりました。

 会場のサンジバニ大学は、約10ヘクタールの広いキャンパスを持つ地方私立大学で、学生数は約5,000名と大規模です。日本語を学ぶ学生も多く、教職員の方々も日本との交流に強い関心を示していました。松野氏からは「日系企業では専門知識よりも語学力が重視される。特に日本語能力試験N3の取得を目指してほしい」との励ましがあり、教員や学生たちは真剣に耳を傾けていました。

 今回の参加を通じて、都市部以外の地域でも日本への関心が高まっていることを改めて感じました。現地の学生が自ら企画・運営に関わり、協力しながらイベントを作り上げる姿からは、日本的な「協働」や「改善」の精神が自然に共有されているように思いました。今後は、より多くの人にこの活動を知ってもらえるよう広報にも力を入れ、クレアとしても引き続き支援していきたいと思います。「OHAYOU JAPAN」は、日印の新たな絆を築くきっかけとなる、大変意義深いイベントでした。

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