山口県ではASEAN地域の政治・経済の中心的存在であるシンガポールにおいて関連施策の円滑な推進と、交流拡大に向けた環境整備を図るため、2019年10月29日から11月1日まで村岡知事一行が訪問されたことから、当事務所では、この機会に合わせ同行支援を行いました。
■ ローカルレストランで県産食材をPR
まず、知事は地元の高級シーフードレストランである”The Naked Finn”で開催された山口県・下関市食材輸出商談会inシンガポールに参加しました。
商談会には下関市長も参加し、出展した日本酒や和牛・鮮魚等を取り扱う県内の8企業・団体にとって、来場した高級レストラン関係者や輸入卸企業に対して県産品をアピールする絶好の機会となりました。
下関にある”レストラン高津”の高津シェフが調理した食材を、出席者は興味深く吟味し、製法や材料について熱心に質問していました。
■イベントで山口県の食と観光をPR
続いて知事は、シンガポールにおける日本文化に関する情報発信の拠点であるジャパン・クリエイティブ・センターで開催された山口県魅力発信プロモーションイベントに参加しました。
シンガポール人約100人が集まり熱気あふれる会場で、知事はトリップアドバイザーの日本の橋ランキングで1位に輝いた角島(つのしま)大橋や、CNNが選出した日本で最も美しい場所のひとつである元乃隅(もとのすみ)神社等を紹介し、訪問を呼びかけました。
抽選会に続いて行われた試飲・試食は、長蛇の列ができる盛況ぶりで、シンガポール人の山口県のお酒や食材に対する関心の高さが伺えました。
会場には浴衣やけん玉、折り紙を体験できるコーナーもあり、こちらにも多くの方が参加し、日本文化を楽しんでいました。
■多数の日本食品が集まるFood Japan 2019を視察
翌日は東南アジア最大級の日本食品総合見本市である”Food Japan 2019”を視察。
40都道府県から200以上の企業や団体が出展したなかで、山口県ブースを訪問した知事は、地元マスコミの取材に対し、山口県は三方を海に囲まれ水産資源が豊富で、日本酒や和牛も有名であることをPRしていました。
~支援後の所感~
プロモーションイベントの試飲・試食にできた長蛇の列には大変驚きました。私は物産ブースのお手伝いをさせていただきましたが、観光情報を質問してくる方も多数おり、観光と物産を両輪でPRすることの意義を改めて感じました。
(今井所長補佐 北海道池田町派遣)