豊橋市の産業部職員が、物産の海外販路拡大のための市場調査等を行うことを目的として、2017年9月5日にシンガポールの関係機関を訪問した際に、当事務所で活動を支援しました。
1 CLAIRシンガポール事務所
シンガポールの概要や自治体の物産販路拡大の海外活動についてブリーフィングを行いました。クレアとしては、自治体の海外における経済活動や国際協力は長期的なビジョンを持って取り組むことが重要であるなどの説明を行いました。
2 ぐるなびシンガポール支店
シンガポールにおける食材の販路開拓支援やインバウンドの取り組みについてブリーフィングがありました。ぐるなびシンガポールは現地レストラン等と連携し、地域における特産品のプロモーションの実施や、現地のシェフやインフルエンサーを日本に連れていき、特産品や生産者と繋げる事業などを行っています。また、「日本では一般的に皮を剥いて食べる果物でも、シンガポールではそのまま食べたりする。現地の食に関する情報をしっかりと調査し、把握することが販路開拓においては大切。」といった話が印象に残りました。
3 全農インターナショナルアジア株式会社
全農インターナショナルアジア株式会社の事業概要等のブリーフィングを受けた後、豊橋市との今後の連携の可能性について、ざっくばらんな意見交換が行われました。9月にチャンギ空港ターミナル3でオープンした、日本産農畜産物販売店舗「Premium Japan Farmers Market」も話題に上がり、販路開拓の新たな展開を考える機会となった様子でした。
4 ABC Cooking Studio シンガポール
ABC Cooking Studioと自治体の連携実績を中心にブリーフィングがありました。料理教室内で特産品を用いることで、実際に受講者(消費者)が特産品を使い調理して食べることができ、店舗に陳列しているだけでは伝わらない良さを感じてもらうことができる特徴があります。
また、受講者は増加傾向にあり、多くの方が日本好きということも、今後の様々な展開を考える上で大きな要素と捉えていました。シンガポールに料理文化が更に普及すれば、特産品の販路拡大の可能性も広がると考えられます。
今回、当事務所ではアポイント取り付けやアテンド、現地ならではの現地情勢のブリーフィングなどのお手伝いをさせていただきました。今後とも自治体の海外活動をサポートしてまいりますので、当地での活動をご検討される際には是非当事務所までご相談ください。