宇都宮市は、多核連携型による都市空間となる「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成を目指しております。今回、同市議会がシンガポールの都市計画と緑化政策について学ぶために各施設を視察するにあたり、そのアポイントメント取得及び同行等の支援を行いました。
以下各施設の概要をご報告します。
- URAシティーギャラリー
都市政策を学ぶため、URAシティーギャラリーを訪問しました。ここは都市開発庁が所管する展示施設で、巨大なシンガポール都市部のジオラマなどシンガポールの都市開発(都市政策)について学ぶことができます。
(要旨)
・シンガポールは政府により土地開発が進み、50年間で大きく発展した。
・自然を残すエリアや開発を進めるエリアを明確に分けと10年、100年後を考えたゾーニングを行っている。
・グリーン政策により公園が多くあり、小さな公園をパークコネクターという道で結んでいる。
・住居の近くに市民が集えるプール等もあり、多民族が一緒に過ごし、理解を進める工夫がされている。
- ガーデンズバイザベイ
緑化政策を学ぶため、ガーデンズバイザベイを訪問しました。ここはシンガポールの緑化政策「City in a Garden」 の実現の一つの象徴的な庭園として、2012年にオープンし、運営は民間企業委ねられています。
(要旨)
・入場人数は年間約900万人。
・管理費は年間26億円(人件費除く)程度。
・市民に緑に親しんでもらうという国家政策によって国が設置、現在民間企業が運営をしている。
シンガポールの先進的な取り組みを市の政策に生かすため、熱心に視察をされました。