クレアシンガポール事務所は、2026年9月14日から18日にかけて、マレーシア・セラヤン市からの要請に基づき、都市計画分野の専門家派遣事業を実施しました。大阪市建設局の中村優太氏が専門家として参加し、日本の取組事例の紹介や課題箇所に対する具体的な改善アドバイスなどを行いました。
セラヤン市では、安全・安心なまちを目指すうえで、維持管理不足やインフラ未整備、不法行為等が課題となっています。市民への啓発やスマート技術の活用に取り組んできましたが、市民にとってより安全で住みやすいコミュニティを実現するため、日本の事例を学びたい、と要請があったものです。
専門家は、大阪市における都市計画やそれに基づく道路整備事例、スマート技術の活用などについて講義を行いました。スマート技術については特に関心が高く、セラヤン市でも既に様々な技術が導入されていますが、日本での活用方法について熱心に耳を傾けていました。対象となった住宅エリアの現地視察では、課題箇所について日本での対処方法を紹介し、改善アドバイスを行いました。専門家は、日本とは前提が異なる場合があるため、現地でスモールステップの実証実験を繰り返しながら、効果的な手法を導入していくことが肝要である、とも指摘しました。
講義と現地視察を踏まえたグループワークでは、自治体職員のほか、地域住民や地区選出議員など多様な背景の参加者が、自分たちの住むエリアで課題となっている点や目指すまちの姿、そのために必要な取組と具体的な展開方法などについて、一体となって議論している姿が印象的でした。自分たちの住むエリアを良くしたい、という気持ちが強く感じられました。
本事業を契機として、セラヤン市がより安全・安心なまちになっていくことを期待します。
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(講義の様子) (現場視察の様子)


