2016年にJETプログラムの英語圏となったフィリピンから、今年新たに40名がALTとして来日します。
8月5日(日)の日本への渡航を前に、7月18日(水)に在フィリピン日本国大使館で行われた新規JET参加者向けの日本語研修とオリエンテーション及び在フィリピン大使公邸での壮行会に参加し、7月19日(木)にマニラ日本人学校で英語授業の様子を見学しました。
日本語研修では初学者向けのレッスンが行われ、新規JET参加者は熱心に取り組んでいました。
オリエンテーションでは、在フィリピン日本国大使館から、日本での生活アドバイス(時間厳守、挨拶、名刺交換、お辞儀などのマナー、お土産文化)や8月5日の日本への渡航へ向けた注意事項に関する説明が行われました。
その後大使公邸で開催された壮行会では、羽田在フィリピン日本国大使による開会挨拶・乾杯が行われ、参加者への祝辞やJETプログラムが両国の友好関係に寄与することへの期待が述べられました。
マニラ日本人学校は、1968年に開校した小中一体校で、現在約400名の児童生徒が在籍しています。
40人の新規JET参加者は全員がALTであり、日本人の児童生徒に対する英語授業を熱心に見学していました。また、授業見学後は、同校の校長及び教頭のほかフィリピン人の教員も交えた意見交換会が行われました。日本人教員とのコミュニケーションの取り方や、日本人の児童生徒に対して授業を行う際の留意点やコツなどについて意見交換が行われ、英語に興味のない児童生徒にはどのように対処すれば良いかなど、実際の授業進行を想定した具体的な質問も飛び交い、授業見学の成果が表れていました。
このように在フィリピン日本国大使館では、来日前のJET参加者が、日本の学校における英語授業の風景やALTとして勤務する姿をイメージしやすくなるよう事前の授業見学会を開催し、しっかりと準備を行ったうえで新規JETを送り出しています。